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採石業務管理者の基礎知識

採石業務管理者とは?

採石業務管理者とは、載積採取場などで現場において、岩石・砂利採取、災害防止、安全対策、災害時の対策・調査といった業務を担う、採石業務のスペシャリストです。
採石業を行うには、都道府県知事の登録を受ける必要がありますが、その際、事業所に採石業務管理者を置くことが義務付けられているため、常に一定の需要がある安定性の高い資格だと言えるでしょう。

仕事について

採石業務管理者は、採石業務の管理を担うプロフェッショナルです。
採石は整備された採石場のみならず、山の中や川といった人の手のあまり入っていない自然の中からも岩石・石材を切り出すこととなります。そのため、人身災害の防止や安全性の確保は非常に大切な要素となります。そこで、採石業務管理者は以下のような業務を行います。

・岩石の採取に伴う災害対策と危険防止策計画と現場の事前調査
・企業・業者における自主的災害防止能力の確保
・作業現場の安全対策の立案と、採石作業に携わる人員への安全指導

採石業務管理者は、作業現場の災害を事前に防止しながら、採石作業を安全に進行させるために欠かせない存在です。
採石業者は、各事務所ごとに採石業務管理者を置く必要があるため、採石業務のスペシャリストとして、建築・土木業界や、採石・砂利採取業界での活躍が見込めます。

年収について

採石業務管理者の年収は、勤務先や実務経験の長さによって大きく異なります。
未経験者の場合は見習い・アシスタントとしての業務が主となるケースが多いため、年収も200万円前後が平均となっていますが、資格取得後10年以上の実務経験があり、さらに現場管理者としての役割を担う場合には、450万円~600万円の年収が見込めます。
採石業務管理者は、人命にかかわる非常に重い責任を負うこととなるため、企業や業者によっては基本給の他に、相応の資格手当を用意している場合もあります。

難易度と試験対策

採石業務管理者の国家試験合格率は、近年30%程度となっています。
資格試験が行われるのは、年に一度、毎年10月の第二金曜日となっています。
ただし、受験要項は各都道府県によって異なるため、事前に最寄りの県の採石担当課へ問い合わせを行うことを強くおすすめします。
受験資格は特に定められていないため、性別、年齢、学歴、経歴を問わず誰でも受験できる資格です。
試験科目は

1. 岩石採取に関する法令事項(環境保全関係法令事項を含む)
2. 岩石採取に関する技術的事項

となっており、すでに採石場で実務を行い、キャリアアップを図りたいとお考えの方に最適の資格となっています。

※掲載している情報の正確性、最新性、お客様にとっての有用性等につきまして保証しておりません。

関連資格

火薬類保安責任者

火薬類保安責任者とは、火薬類の製造や取り扱いに関する国家資格になります。誰でも受ける事ができますが、免状の交付は18歳以上からになります。火薬を取り扱う仕事ですので、建築・土木関係、鉄工所、砕石会社等の、責任の重い立場の方がとられています。

防火管理者

防火管理者とは、多数の人が利用する建物の火災予防のために必要な業務を推進する責任者です。防火に関する講習会を修了した者に与えられる 国家資格です。ビルサービス会社、セキュリティサービス会社やビルの管理人の就職に有利な資格です。

警備員指導教育責任者

警備員指導教育責任者とは、都道府県の公安委員会から資格者証を交付される国家資格です。講習を受講し、筆記試験に合格する必要があります。業務内容により1から4号の4種類があります。この資格を有していると、警備業務に従事する場合法定新任・現任教育が免除されるなどの利点があります。

参考書籍

  • 詳解・採石業務管理者試験問題集〈平成21年版〉
  • 採石業務管理者のためのQ&A―現場必携 法規編・技術編