資格検索フォーム ×
スキル検索フォーム ×
詳細検索フォーム ×
ITストラテジストとは?
ITストラテジストは、スキルレベル4の高度情報処理技術者試験です。その名の通り、情報技術を活用したビジネス戦略を策定、提案、推進する力を証明することのできる資格です。経営者の視点で戦略を策定する知識と経験を有する高度な資格です。
仕事について
ITストラテジストの資格を取得し、仕事に活用する場合には、顧客の業務内容について詳細な調査を行い、基幹となる概略設計・構築を担当することになります。実際にシステムが動いたときに想定した効果が出るように設計するのがメインの仕事です。また、経営者に対して、経営者目線でのプレゼンテーションを行うこともあります。当資格は、情報戦略立案をはじめとして、事業企画、業務改革推進、製品・サービス企画などの各種部門で活躍している人々にとっても付加価値を付けることが可能です。さらにはITコンサルタントや営業職として顧客企業との経営戦略や業務プロセスに関する問題解決、折衝を担当する人にも有益な資格であると言われています。
年収について
ITストラテジストは、就職や転職、キャリアアップにおいても非常に有用性の高い資格です。特にコンサルティングファームや、シンクタンクでの活躍を考えている場合には、このITストラテジストの資格を習得できればかなりの効果を発揮すると言われています。企業の経営を左右する意思決定に関わる、高度で幅広い知識を保持していることが証明されることから、企業で重宝される存在になることは間違いありません。ITストラテジストとして働く場合、想定年収は450~1,000万円だと言われています。企業によっては、資格取得一時金や技術者手当が支給される場合もあります。将来性も、他の高度情報処理技術者試験同様、国家資格であること、高度な技術が必要であることから、決して暗くはないと言えるでしょう。
難易度と試験対策
ITストラテジストは、多少ITの知識がある人でも、むずかしいレベルであると言われています。レベルとしては実務経験を5年以上有する人と同等だとも言われます。ただ、経験者であれば独学で1ヶ月集中して勉強すれば合格できるとされています。試験勉強においては過去問を解くことが必須であり、おすすめ教材としては、金子則彦著の「ITストラテジスト完全教本 2012年版―テキスト&問題集の決定版!(情報処理技術者試験)」を挙げることができます。いずれにしても、働きながらの合間を縫っての学習となるため、効率的な学習が求められます。午前、午後、I、IIのそれぞれの対策とコツを習得して試験対策を行いましょう。視野を広げる意味でも、セミナーに参加するという手段もあるでしょう。
- 問い合わせ
- 独立行政法人 情報処理推進機構
※掲載している情報の正確性、最新性、お客様にとっての有用性等につきまして保証しておりません。
関連資格
パーソナルコンピュータ利用技術認定試験
パーソナルコンピュータ利用技術認定試験とは、インターネットやパソコンに関する知識と技術を認定する(社)パーソナルコンピュータユーザ利用技術協会主催の資格です。 試験は初心者対象の3級から、アプリケーション開発者やシステムインテグレーターに相当する1級までの4段階に分かれています。3級と2級は毎年7月と12月、準1級は12月、1級は隔年で12月に実施されています。
コンピュータサービス技能評価試験
コンピュータサービス技能評価試験は、コンピュータ操作に従事する人々の社会的、経済的地位の向上を図ることを目的として、中央職業能力開発協会と各都道府県職業能力開発協会によって、1983年から実施されているコンピュータの操作能力を評価する公的資格です。
ITコーディネータ補
ITコーディネータになるためには、"ITコーディネータ試験"もしくは"専門スキル特別認定試験"のどちらかを受けていただく必要があります。ITコーディネータ試験及び専門スキル特別認定試験は、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会がITコーディネータを認定するために実施し、ケース研修の受講終了とならんで、ITコーディネータ資格認定の条件となっているものです。