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基本情報技術者試験とは?
基本情報技術者試験とは、情報処理技術者資格の入門とも言うべき国家資格です。「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」と定義されるように、試験では情報処理の基礎的・総合的な知識が問われます。それゆえ、IT関連の従事者にとって必須とも言うべき資格です。
仕事について
基本情報技術者の資格は、プログラマやシステムエンジニアのような、プログラムを開発する業務に従事する人にとっては欠かせない資格であると言われています。主な仕事としては、上位者の指導の下に、プロジェクト立案に参加したり、システムの設計・開発、構築や運用などの実務を行ったりします。基本情報技術者試験は情報処理系資格の中で最もポピュラーであり、より上位の情報処理系試験合格を目指し、キャリアアップを狙うための基礎を培うことのできる資格です。IT関連業界での就職や転職に有利なのは言うまでもなく、合格者には一時金や資格手当などを支給する企業もあることからも、直接キャリアに活かせる資格だと言えるでしょう。2011年のハローワーク資格別求人数ランキングにおいても、基本情報技術者は第6位にランクインしていることからも、ニーズも多く、活かせる業務の幅も広いことが分かります。プログラマやシステムエンジニアでなくとも、システム関連の営業職や関連職など、幅広くその知識を活用できるのです。
年収について
基本情報技術者試験の資格をもっとも活かせるプログラマの平均年収は420万円前後、システムエンジニアの平均年収は550万円前後だと言われています。また、実際にシステム開発などを行う技術職でなくとも、営業職の人が資格取得を行うというケースも増えているそうです。このことからも、一度取得してしまえば、他職種への転職の際にも使える可能性が高いと言えるでしょう。また、近年、システムの専門化が進んでいることからも、より専門的で高度なスキルが求められます。さらに上の応用情報技術者の資格取得を目指すためにも、基本情報技術者を先に取得しておき、踏み台にすることもできるでしょう。基本情報技術者試験資格の将来性は、より上を目指す人たちにとっては有望であるようです。
難易度と試験対策
試験対策は、実務経験のない初心者の場合には、スクール通いや通信教育での学習がおすすめだと言われています。とはいえ、実務経験がなくとも、情報系の大学や専門学校である程度、情報分野の基礎知識がある場合には、独学で集中的に勉強すれば、1~3ヶ月程度で合格レベルまで持っていくことが可能だとも言われています。試験は午前と午後に分かれており、それぞれにふさわしい参考書や問題集で対策をとります。特に午後はプログラミングの問題が出題されるので、初心者は早めに対策をとっておくと良いでしょう。アイテックの試験対策書や日経BPのITProの「基本情報技術者試験の傾向と対策」などが多くの受験者に利用されている優良参考書です。
- 問い合わせ
- 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
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関連資格
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