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造園技能士とは?
造園技能士は、住宅庭園、公園、公共施設、オフィスまであらゆる場所の造園工事を行う知識と技術を評価される、国から認定される技能検定の一つです。実務試験では、実際に庭園をつくる作業試験と樹木の枝を見て樹木名を判定する要素試験があり、別途学科試験も課されます。
仕事について
造園技能士の資格を取得すると、民家の庭園づくりの相談に乗って提案、アドバイスしたり、メンテナンスしたりすることの他、マンションの緑地管理や害虫駆除、植栽工事など幅広い範囲の庭づくりを行う仕事で活かすことができます。また、公共事業へ参加の他、公園などの整備・施工管理、一般企業における環境緑化セクションなどでも活躍することができ、実に幅広い職場が考えられます。特に庭の設計から造園にかけての一連の仕事においては、造園技能士ならではのプロの技と専門知識を十分発揮することが可能です。試験は1級、2級、3級と分かれており、造園会社では多くの職人によって1級が取得されていることからも、実務で非常に有効な資格であることが分かります。
年収について
一般的な造園技能士の求人における月収の例を見てみると、25万~30万円というものがあります。また、造園技能士の平均年収は300万~500万円程だと言われます。さらに、造園機能士が活躍できる職場、つまり造園会社などにおいては、資格取得で社内で評価が上がり、給料アップや昇進など、優遇されることもあります。さらに経験を積んで技術を磨けば、独立・自営も可能だと言われています。特に1級造園技能士は、大きな公共工事に参加することが義務付けられており、社会的にも評価の高い資格であることから、将来的にも需要が減るということは考えにくいでしょう。手に職を付けられる仕事なので、年を取っても体が動く限り続けられる職業でもあります。
難易度と試験対策
造園技能士の試験は、各級とも作業試験、要素試験、学科試験の3つの試験が行われます。作業試験は、例えば1級であれば、指定された区画内に、竹垣製作、つくばい敷設、飛石・延段敷設及び景石配置と植栽・小透かし剪定を3時間で行い、要素試験は、樹木の枝の部分を見て、その樹種名を判定するのを10分で行います。学科試験では造園の歴史、造園の施工方法、材料、法規などの知識が問われます。それぞれに対する対策が必要であると言えるでしょう。たいていの場合は、1、2級はすでに実務経験のある人が受験することが多いため、試験の練習は仕事をしながらということになります。各都道府県によっては、事前講座が行われていることもあるので活用することもできるでしょう。
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- 中央職業能力開発協会
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