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2013.08.06 (火)

コーチングって指導することじゃないの?

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コーチングは、現在、どの組織の中でも求められている能力です。

そのコーチングのスキルって指導する力じゃないことはご存じでしたか?

多様化した社会に対応するためには、個人の能力を高めることが、必要になっています。組織は、トップの判断だけでは、変化する社会情勢に即対応することが難しくなっているため、コーチングを取り入れて、所属する個人の能力を高めて、組織自体を変化させるようにしているところが増えているのです。

コーチングは、別名「聴く技術」とも言われます。クライアントの中にある無限の可能性があることを信じ、問題解決するための応えを引き出すためのサポートをする技術です。この過程は、「聴く」ことで進められます。「聞く」ではなく、身を入れてきくので、「聴く」という字をつかいます。

「人は無限の可能性をもっている」

「その人が必要とする答えはその人のなかにある」

「その答えに気付くためにはサポートが必要である」

この3つを基本にして、人には、生来、達成したいと思う気持ちや目標があり、その目標を、自ら決めた方法で積極的に素早く達成することができるように、個人的な特性と強みを活かし、その人が本来もっている能力と可能性を最大限に発揮することを目的として、自ら考えさせ、行動を促すために、相手の取るべき手段を引き出すコミュニケーションサポートのことをいいます。

「人は無限の可能性をもっている」「その人が必要とする答えはその人のなかにある」わけですが、それだからといって、「答えはあなたが持っている、あなたは出来る人なのだから、どうすればいいか自分で考えなさい」と突き放してしまえばいいというわけではありません。コーチは、相手が望む目標をより早く、より多く達成できるよう、スキルを使い、サポートしていきます。

コーチングを行う際に、コーチが使用するスキルをコーチングスキルといいます。コーチは、決して指導してはいけません。クライアントが答えに自ら気づくようにサポート(支援)していくわけです。クライアントが「自分は無限の可能性をもっている」「自分が必要とする答えは自分のなかにある」「コーチのサポートにより、その答えに気付くことが出来る」とクライアント自身で自覚し、次の行動にまで落とし込んでいくことをコーチとしてサポートするのです。

もっとも大切なことは、「クライアントが自分で気づく」ということなのです。コーチとクライアントと間に良好な信頼関係が保たれ、クライアントが自分の能力に自信を持ち、自分の持っている答えに到達していくことが、コーチングの目的です。 そのために、コーチングスキルが重要なものとなります。
次に、コーチングにおけるスキルをご説明しましょう。


<コーチングの3大スキルとは>

コーチングにおける主役は、コーチではなくクライアントです。
コーチはあくまでもクライアントの答え(取るべき行動)に対する気づきを促すサポート役となります。クライアントの答え(取るべき行動)に対する気づきを促すために重要にこの3大スキルです。

(1) 傾聴のスキル
コーチとしてクライアントに自分の思っていること、感じていることを何でも話してもらい、それに対して予断を持たずに聴く
(2) 承認のスキル
クライアントの現状や考え方等に対してそれを認めていく
(3) 質問のスキル
クライアントが、自ら考えて答えを導き出せるように仕向けていく質問を行う

コーチはクライアントとのやり取りの中で、この3大スキルを使いながら、的確なコミュニケーションをとることによって、クライアントが望む目標をより早く、より多く達成できるようサポートしていくのです。

組織に所属しているすべての方、リーダーシップを発揮することを求められている方は、人間関係に悩んでいる方は、これらのコーチングスキルを身に着けることは、必須と言えます。

コーチングについて、もっと知りたい方は、こちらのサイトをご覧くださいね。

白根敦子執筆者:白根 敦子(しらね あつこ)/エグゼクティブ・コーチ
1971年東京に生まれる。慶応義塾大学を卒業後、外資系の下着メーカーで商品企画に携わる。その後、ITベンチャー企業の立ち上げ、研修会社を経営、コーチング、マーケティングを行っている。
2000年 NPO特定非営利活動法人「日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会」副理事長に就任。著書に「ネ・コーチング」など。
「日本ペンクラブ」所属。「人財三田会」会員。