資格・スキル情報サイト「スキルスタイル」

自分に合ったスキルや資格を探すならSkill Style

会員登録はコチラ

ログインはコチラ▼

close

パスワードを忘れた場合はコチラ

資格検索フォーム ×

資格名指定する
フリーワード

スキル検索フォーム ×

スキル名 指定する
フリーワード

詳細検索フォーム ×

資格名指定する
スキル名指定する
エリア 指定する
受講時間帯
こだわり条件 指定する
フリーワード

  • ホーム >
  • コラム >
  • 震災復興でニーズ増!建築士と建築施工管理技士の違いって?

2013.07.04 (木)

震災復興でニーズ増!建築士と建築施工管理技士の違いって?

この記事に関連する資格・スキル ▶

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
建築士といえば、建築事務所でレベルの高い精密な設計を行ってくれるイメージがあります。しかし、建築の現場では、この建築士の資格の他にも、さまざまな資格を持った人たちが多く活躍しています。中でも、建築施工管理技士は、一見、建築士とその業務内容が重なっている部分があるために、違いがいまいち分からないという方は多いようです。ではその建築士と建築施工管理技士の違いはどこにあるのでしょうか?詳しく見てみることにしましょう。

■建築士に建築施工管理技士、どう違うの?

建築士と建築施工管理技士は、どちらも建築に関する国家資格であることには変わりありません。建築士法・建設業法に規定されており、それぞれ一級、二級があります。

建築士と建築施工管理技士は、まず、実際の業務の現場において、担う業務の目的と役割が異なります。

建築士は、建物の設計、構造設計、建築設備設計などの設計・監理業務を行うことに特化しています。建築士は、元々建築学全般を広く扱うことのできる資格ですが、近年では設計分野に重点が置かれるようになっています。一方、
施工管理技士は、建築士による設計・監理の内容が設計通りにきちんと工事がされているかを確認し、問題があれば、修正指示をするなど、施工過程における施工計画、行程管理、品質管理、安全管理に重点が置かれている資格です。

建築士と建築施工管理技士は、どちらも建築の施工管理に関わることのできる資格ですが、実際の現場では、建築士は設計・監理担当者、建築施工管理技士は工事の現場監督者という意味合いで使われているようです。

●建築士
建築の設計・監理者

●建築施工管理技士
建築工事の現場監督者・施工管理者

建築士は設計内容通りに工事が進んでいるかどうかを評価するという設計者の立場からの監理を行う一方、建築施工管理技士は、設計者や行政、外注の工事業者や、近隣住民などの間に入り、工事管理を行う現場で活躍する存在というと分かりやすいでしょう。


■建築士と建築施工管理技士、どちらを取得する?

では、建築士と建築施工管理技士の大まかな違いが分かったところで、皆さんはどちらを取得したいと感じましたか?もしくは、どちらが向いていると思いますか?建築業界で設計に関わりたい人は建築士、主に現場で施工がうまくいくように管理・調整で飛び回りたい人は建築施工管理技士がふさわしいといえます。

近年、東日本大震災の影響による復興工事についての需要が非常に高まっています。復興だけでなく、次にいつまた大地震がやってくるか分からないという懸念から、その将来に備えるための耐震補強、省エネ対策設備の導入などが、商業施設や公共施設などをはじめとして全国的に進められています。それゆえ、現在、建築士と建築施工管理技士の需要は非常に高まっている傾向にあるのです。

そもそも、建設業界においては、団塊の世代が大量に定年を迎えることで、深刻な監理技術者不足に直面していました。建築士や建築施工管理技士のニーズは、震災以前に高まってはいたのです。

このような中で、建築士と建築施工管理技士を目指すということは、時代のニーズに沿っており、就職・転職が非常にしやすいといえるでしょう。


■社会人でも取得可能?

建築士も建築施工管理技士も、社会人になってからでも資格取得は可能です。建築・建設業界未経験という場合は、まずはどちらも二級の取得から考えるのが良さそうです。独学でももちろん試験対策は行えますが、スクールや通信講座を利用して、実務の合間を縫って勉強するということもできます。自分のライフスタイルに合った勉強方法を見つければ、決してむずかしくはありません。この契機に、一度検討してみてはいかがでしょうか。