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診療報酬請求事務能力認定とは?
診療報酬請求事務能力認定とは、医療事務資格のうち、厚生労働省が認可する国家認定試験を通して得られる資格です。他の医療事務資格の試験の中でも、最難関といわれていることから、就職先では優遇されることが多いようです。
仕事について
診療報酬請求事務能力認定の資格を取得すると、医療事務の仕事を行うことができます。医療事務とは、受付、会計、オペレーター業務全般というのが大まかな仕事内容です。この医療事務の仕事でメインとなるのが、医療費や薬代を法規に基づいて点数化する診療報酬点数を計算し、レセプトを作成する診療報酬請求事務です。活躍の場は、病院や診療所などになります。診療報酬請求事務能力認定は、一度取得すれば一生ものの資格として就・転職に役立てることができるというメリットがあります。ただし、常に行われる医療制度の改正などに対応することが求められることから、育児や出産などで一度実務を離れるという場合には、勉強をし直す必要はあるでしょう。
年収について
診療報酬請求事務能力認定の資格を取得し、医療事務の仕事をする場合、その収入はどれくらいを見込めるのでしょうか。ある例では、医療事務の仕事に就いて3年目で年収が300万円程度、10年目で年収が360万円程度というものがあります。派遣社員ですと、時給は1,000円~1,300円程度が一般的だといわれています。また、診療報酬請求事務能力認定を持っていれば、資格手当が付くこともあり、給与面で優遇されることもあるようです。将来性としては、医療事務の仕事は医療機関がある限りなくならないことや、生涯かけて使える資格であることから、需要が多く人気の職種であるために、就・転職は簡単ではありません。このような状況の中で、他者との差別化のためにも、医療事務資格の中でも最難関の診療報酬請求事務能力認定を持っていることは大きな強みとなるでしょう。
難易度と試験対策
診療報酬請求事務能力認定の試験には、医科と歯科があり、いずれかを選択することになります。受験資格は特に問われません。出題範囲は、医療保険制度や公費負担医療制度の概要、保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識、診療報酬、医療用語、介護保険制度などが問われる学科試験が一つ。そして診療報酬請求事務を実際に行う実技試験があります。この試験の大きな特徴として、span class="red">資料持ち込み可というところがあります。うまく試験を乗り切るコツとしては、診療報酬点数表に見出しラベルを付けるなどして、すぐに問題の答えを探せるように工夫しておくことにあるといわれています。試験勉強は独学でもできるといわれていますが、公開模試の受験をして自分のレベルを客観的に把握することも大事だといわれています。
- 問い合わせ
- 公益財団法人 日本医療保険事務協会
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