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ネットワークスペシャリストとは?
ネットワークスペシャリストとは、ネットワークに関する資格の最高峰と言われるもので、その名の通りネットワーク設計・管理における専門性を有することを認定する資格です。システムエンジニアの中でも、主にネットワーク設計担当者や管理責任者を対象としている資格です。
仕事について
ネットワークスペシャリストの資格を取得した場合、ネットワークに関するスペシャリストとして従事することになります。一般企業においても、社外、社内のネットワーク管理者として活躍できます。@IT自分戦略研究所「ITエンジニア・スキル調査2011」においてネットワークスペシャリストは実務に役立った資格、キャリアアップにつながった資格共に、第3位にランクインしています。つまり資格が直接キャリアに結びつきやすいのがネットワークスペシャリスト資格の特徴でありメリットであると言えます。具体的な業務内容としては、ネットワークシステムを企画し、要件定義、開発、運用、保守するネットワークに関することすべてを基本とし、LANなどのネットワーク資源の管理や要求分析、技術支援までを行います。
年収について
ネットワークスペシャリストとして働く場合の平均年収は、450万~700万円と言われています。さらに資格手当が出る企業もあります。例えば複数の企業の平均値として、15,000円を給与に上乗せしたり、合格報奨金として80,000円を支給したりというデータもあり、かなり優遇されていることが分かります。例えばITエンジニア派遣で有名な派遣会社では、ネットワークスペシャリスト資格所持者には、月8,000円の資格手当を支給しています。また、ネットワークスペシャリストは基本技術者試験(レベル2)、応用技術者試験(レベル3)の上位資格で、ネットワークだけでなく、プログラム言語の知識も問われます。下位の資格から順番に取得し、さらなる上位資格へのステップアップのために取得するという意味では、どんどん上へと上り詰めていくための土台にもなる資格であると言えるでしょう。
難易度と試験対策
ネットワークスペシャリストの試験は午前I、午前II、午後I、午後IIの4つの区分に分かれており、午前は四肢択一式、午後は記述式の試験となります。それゆえ、午前、午後とそれぞれの対策を練る必要があります。受験経験者によれば、ただ過去問題集を解くだけではまったく不十分であるそうです。また、暗記もただ行うのではなく、問題文を深く理解し、基本用語は確実に理解し、自分の言葉で説明できるようにしておくこともポイントだと言われています。勉強方法としては、独学、スクール、通信講座などさまざまな方法があるので、実務経験の程度に応じて選びましょう。特定の通信講座を受講することにより、午前I試験が免除になる場合もあります。
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- 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
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