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高圧ガス販売主任者とは?
高圧ガス販売主任者とは国家資格になります。
ガスという危険物を取り扱うという責任ある仕事、なおかつ販売の現場では体力を使う仕事となります。
受験資格は特になく合格ラインは解答率60%です。ガス関連の仕事に就く、またはスキルアップとして取得しておくことで給与アップや転職に有利とされ、近年では受験者が増えている資格です。
仕事について
高圧ガス販売主任者は、高圧ガスの販売店などで正しい知識で保安と管理に従事する仕事です。
責任者という位置づけになり、必置資格にも相当します。
必置資格とはある事業を行う際、その企業や店舗に必ず1人以上は資格保有者を置かなければいけないことを法律によって設置を義務付けられている資格を言います(設置義務資格とも呼ばれています)
就職先としては、液化石油ガスやプロパン製品を扱う企業やその店舗などになります。
種類としては二種類に分けられます。
【第二種高圧ガス販売責任者】
家庭などに供給するLPガスを取り扱うことのできるLPガスに関するもののみを取り扱うことができます。
【第一種高圧ガス販売主任者】
こちらは、一般的に広い範囲で高圧ガスというものを取り扱うことができるとされています。
年収について
高圧ガス販売主任者は、販売ルートでのボンベの配送や充填作業をも行っていきますので、その際歩合が給料に加算される場合が多いようです。
企業により異なりますが、配送のイメージとしては2tベースの3t車にて担当地域を回ります。
訪問件数は冬場のほうが多く70件前後、夏場は30件前後となります。
【年収の一例】
30歳で勤続2年目で750万円、35歳勤続3年目で820万円となっています。
残業時間は、ほとんどないと考えて良いでしょう。
企業の優遇措置にもよりますが、配送ルートの工夫で効率化を図れると、成果報酬も上がり給与に反映されます。
また、未経験の場合は、月給が22万円程度で固定給があり、その他、成果報酬の歩合などが加算されていきます。
資格、経験や能力などを考慮して優遇措置をとってくれる企業も多いようです。
難易度と試験対策
高圧ガス販売主任者の試験内容は2つあります。
【第一種販売責任者】
1.高圧ガス保安法にかかわる法令。
2.高圧ガスの販売に必要な通常の保安管理技術。
【第二種販売責任者】
1.高圧ガス保安法および液化石油ガス法にかかわる法令。
2.液化石油ガスの販売に必要な通常の保安管理技術。
合格ラインとしては、各科目とも60%以上で難易度はやや高めとなっています。
試験対策としては、過去の問題集5年分程度を繰り返し勉強していくと、出題の傾向がつかめます。
解答率が80~90%程度になるまで練習するといいでしょう。
高圧ガス保安法については、書店、または総務省の「法令データ提供システム」から法令を独学で学ぶことができます。
【参考にしたい法令】
・高圧ガス保安法
・高圧ガス保安法施行令
・一般高圧ガス保安規則
・容器保安規則
この4つは試験対策として勉強しておくといいでしょう。
- 問い合わせ
- 高圧ガス保安協会
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