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塗装技能士とは?
塗装技能士とは、技能検定制度において定められている検定の一種で、塗装に関する学科及び実技試験に合格した者のことを言います。国家資格であることや、合格率の低い難関資格であることから、塗装業界では、特に特級と一級塗装技能士については重宝されています。
仕事について
塗装技能士は、主に一般家庭やオフィス、高層ビルなどの外壁の塗装を手掛ける仕事を行います。新築の場合も、塗り替えの場合も同様に業務を請け負います。とはいえ、塗装工事は特に経験や資格がなくとも行えるため、塗装技能士は塗装業務についての必須資格ではありません。しかし、資格のない業者が多い中、塗装技能士の資格を持っているというだけで、技術力の面においてお客さんを安心させることができるでしょう。塗装工事はトラブルが多いことからも、塗装技能士の資格は重宝されることは間違いありません。特に一級以上の塗装技能士は、ベテランの職人であっても合格率が半数以下であることから、取得者は以後そのステータスと実務経験をアピールすることができます。
年収について
塗装技能士として働くと、どれほどの収入が見込めるのでしょうか。塗装業界では、一般的に日給6,000円~15,000円と言われています。塗装技能士の取得により、資格手当が支給される会社も多いことからも、塗装業界で働く場合には、目指すべき資格であると言えるでしょう。もちろん、会社の形態などによって収入は大きく左右されます。また、将来性はというと、今後、新築だけでなくリフォームも多くなる見通しがあり、ますます塗装業者の活躍のシーンは増えることでしょう。このことから、塗装技能を証明する塗装技能士を取得しておけば、さらに安心であると言えるでしょう。また、環境問題やアレルギー対策などにより、日々新しい基準が生まれ、新しい資材が開発されていることもあり、日々勉強していくことでさらに活躍できることでしょう。
難易度と試験対策
塗装技能士の資格は、受験資格として特級、1級、2級、3級いずれも指定年数の実務経験が条件として指定されています。つまり、試験勉強は塗装業界で働きながら行うことになるでしょう。試験は学科試験と実技試験に分かれています。実技試験は、作業職種ごとに行われます。その作業職種は、木工塗装作業、建築塗装作業、金属塗装作業、噴霧塗装作業、鋼橋塗装作業に分けられます。学科試験をサポートする参考書としては、「塗装技能士検定演習読本」や「二級技能士コース 塗装科」などが挙げられます。また、実技試験の講習が各都道府県の塗装組合や、塗装工業会などで開催されていることもあり、それらを利用して知識と技術を高めることでも、試験対策を行うことができます。
- 問い合わせ
- 中央職業能力開発協会
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