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総合無線通信士の基礎知識
総合無線通信士とは?
総合無線通信士とは、平成元年に制定された総務省管轄の国家資格で、無線従事者の一種です。無線通信のスペシャリストになることのできる資格で、海上・航空・陸上などにおいて、あらゆる無線設備を広範囲に渡って扱うことができます。
仕事について
総合無線通信士の資格を取得すれば、警察庁や気象庁などの官公庁をはじめとして、民間の無線機メーカー、船舶関係企業などに従事することができます。具体的には、その就業先の無線局で、各種無線通信や、電話の通信操作、電報の送信・受信などの通信業務、暗号業務などを行ったり、無線設備の技術操作などを担当したりします。この総合無線通信士は、第一級、第二級、第三級の3種類に分かれ、それぞれ操作範囲が異なります。第一級総合無線通信士は、第一級陸上無線技術士と並んで、無線従事者国家資格の最高峰とされており、この2つの資格は、他の無線従事者資格の操作範囲を全て包含するといわれています。総合無線通信士を持っていれば、無線業界において活躍できる範囲は無限に広がります。
年収について
総合無線通信士の資格を取得するとどれほどの年収が見込めるのでしょうか。もちろん勤務先によって異なってきますが、平均年収は500万~700万円ほどだといわれています。民間企業においては、総合無線通信士としてではなく、一般社員として就職し、総合無線通信士の資格を活用して業務に当たることになるため、企業によっては資格手当が支給されることもあるでしょう。この総合無線通信士の資格は国際的に通用するもので、どの業界においても非常に高い評価を受けることは間違いありません。そのため、将来性も有望であるといえるでしょう。最近では、女性の通信士も増えているといわれていることからも、取得者の幅はますます広がっていくことでしょう。
難易度と試験対策
総合無線通信士の試験対策と勉強法としては、専門学校で学習した人、実務経験のある人・ない人、などによってその方法やレベルは異なってきます。高校卒業後に総合無線通信士の第一級を取得するためには、独学ではむずかしく、専門学校に通うことなどが必要であるといわれています。特に英語の試験があるので、苦手な人は早めに対策を立てておく必要があるでしょう。英語対策の参考書としては、電気通信振興会の会話練習用テープや、無線従事者国家試験問題解答集、単語・熟語学習辞典などを活用することができます。電気通信術については、受験体験者の独自の練習方法などがインターネットで閲覧することができます。地理の試験については、過去問を洗うのがまず第一だといわれています。
- 問い合わせ
- 公益財団法人 日本無線協会
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