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義肢装具士の基礎知識

義肢装具士とは?

義肢装具士とは、厚生労働省が認定する国家資格で、医師の処方の下に、義肢および装具の装着部位の採寸・採型、製作、身体への適合など一連の業務を行う専門家です。ただ単に義肢装具を製作するだけでなく、利用者と直接会って採寸、装着を行います。

仕事について

義肢装具士の仕事は、簡単に言えば、義肢装具を製作し、利用者の身体ときちんと適合させることです。義肢装具は基本的にすべてオーダーメイドでつくられるもので、医師から義肢装具が処方されると同時に、義肢装具士の仕事がスタートします。仕事の流れとしては、まず採寸・採型といって、利用者と会って義肢装具の必要となる身体を計ることから始まります。次はいよいよ義肢装具の製作に取り掛かります。組み立てや仮合わせ、仕上げへと進み、最終適合という流れで作業が完了します。義肢装具士は決して製作者ではなく、利用者の社会復帰を支えるリハビリテーション医療の一員として仕事を行うという特徴があります。職場としては、義肢装具製作会社や義肢装具の備品メーカー、病院、リハビリテーションセンターなどが主になります。

年収について

義肢装具士の年収は、初年度で350万円程度であるといわれています。平均としては、年収400万~450万円ほどが相場であるようです。もちろん、勤務先や年齢、資格手当の有無によっても幅はあるでしょう。義肢装具士は製作業務だけでなく、メーカーで材料やパーツの開発、用具の研究・開発などの業務を行う人もいる、非常に活躍の幅が広い仕事です。場合によっては海外の災害地に赴いて、義肢装具の提供や技術者の育成などの国際協力に携わることもできます。将来性としても、非常に伸び幅の広い職種であるといえそうです。ある程度の経験を積んだ後、独立して働く人もいます。福祉の世界で働いていくには、とても可能性の多い資格であるといえるでしょう。

難易度と試験対策

義肢装具士の試験は、マークシート方式の筆記試験です。合格率は90%以上と高い確率であり、簡単であるように思えますが、試験範囲は幅広いため、十分な事前準備が必要になります。もともと、日本の義肢装具士は、海外の義肢装具士と比べて、義肢・装具から採型・制作・適合までの一連の業務すべてをこなすことができるため、世界でも高い評価を得ています。それゆえ幅広い範囲の専門知識が問われるのは止むを得ないことでしょう。その分、試験対策においても、実務で役立つ知識を豊富に習得することができるでしょう。試験対策としては、過去問をこなして傾向を読み取ったり、問題集を解いたり、模擬試験にチャレンジしたりと、本番さながらの練習を基本に、各単元を強化していくのが近道であるようです。

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