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2013.06.06 (木)

行政書士と司法書士 どこが違うの?

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行政・司法関連の資格には、とても重要な職務を担うことのできるものが多いです。どれも社会貢献度が高いですが、資格によって、その仕事内容は変わってきます。そこで、意外と知られていない資格の意味と違いを、ここで再確認してみましょう。
似ているようで異なる資格。今回は行政書士と司法書士の違いについてご紹介します。

■行政書士と司法書士、どう違うの?
行政書士と司法書士は、どちらも重要書類の作成におけるプロであることには変わりありません。しかし、取り扱うことのできる書類の種類が異なります。
行政書士は、飲食店の開業や酒類販売業許可、建設業の営業許可などの、市区町村の役所に提出する必要のある書類の作成が中心です。一方、司法書士はというと、主に不動産登記に関する書類や、相続に関する書類など、裁判所に提出する書類の作成が中心となります。さらに司法書士は、簡易裁判所に対する民事訴訟で、訴訟価額が90万円以下の場合には代理人になることができます。
このように、基本的に作成する書類は提出先が異なります。簡単にいえば、行政書士は行政関係の書類を作る役割であり、司法書士は裁判所関係の書類を作る役割であるということができます。
一方、行政書士、司法書士のどちらでも行うことができる業務もあります。例えば、遺言書の作成や相続人の調査、確定、遺産分割協議書の作成などです。ただし、相続登記や相続放棄の手続きなどは司法書士のみに許されています。また、行政書士にのみできる業務としては、飲食業許可などの役所に届ける各種許認可手続きや、自動車登録や車庫証明などの手続き、さらに在留資格認定証明書交付申請などの外国人手続きなどがあります。このように似て非なるもの、それが行政書士と司法書士であるといえるでしょう。

■行政書士と司法書士、どちらを取得する?
行政書士と司法書士のどちらの資格を取得するか迷ったときには、何を基準にすれば良いでしょうか。もちろん、行政と司法とではまったく畑が違うので、どちらか向いているほう、もしくは好みのほうを選ぶと良いでしょう。とはいえ、行政書士の合格率は6.5%前後で、司法書士の合格率は2.5%前後であるとから、司法書士は非常に難関資格であることが分かります。もちろん行政書士も司法書士に比べれば簡単そうに見えますが、これも実際は非常に難関資格です。
また、現に行政書士と司法書士の資格を取得して独立し、離婚カウンセリング相談を請け負っている人も多くいます。離婚協議書の作成なども問題なく行えますし、行政書士は裁判所の関わりのない範囲で作成可能です。このように、行政書士や司法書士はただ単に書類を作成するのではなく、メンタル面でのアドバイスやサポートなども併せてサービス提供することも可能なのです。また、離婚だけでなく、日常生活に起きるトラブル全般に対して対処することができるので、守備範囲は非常に広いといえるでしょう。
行政書士と司法書士、どちらを選ぶかは、やはり裁判に関わるか関わらないかが大きな線引きポイントとなるようです。

■他にもこんなにある、行政・司法関連資格
行政書士となるための資格は、弁護士、弁理士、税理士、公認会計士及び一定の条件を満たした公務員が有しています。他の行政・司法関連資格も、互いに関係し合っているのです。ちなみに弁護士は試験を受けずに、行政書士になることができます。
他にも、行政・司法関連資格には宅地建物取引主任者、土地家屋調査士などが挙げられます。宅地建物取引主任者は、重要事項の説明などを行う不動産取引の専門家であり、土地家屋調査士は、土地や建物について調査、測量などを行い、不動産の表示に関する登記の申請手続を行う専門家です。
どのシーンで活躍したいか、どの分野に強いのかによって、資格を選ぶことができます。自分がもっとも興味のある分野の資格を選びましょう。