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2013.06.25 (火)

観光英語検定と英検 どこが違うの?

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英語関連の資格といえば、英検やTOEICがメジャーですが、観光英語検定という資格もあります。観光英語検定は全国語学ビジネス観光教育協会が認定する資格で、観光事業・旅行系の会社や、国際的なホテルなどへの就職や転職に活かすことができます。

■観光英語検定って何?
国際化が急速に進む中、特に海外から日本に渡ってくる外国人の数も飛躍的に増えています。このような現状の中、旅行・観光・ホテル・レストラン業界においては、訪れた外国人客をいかに満足させられるかが課題となっています。実際、サービスを提供する現場においては、外国語の中でも特に世界の公用語である英語による業務は急増している傾向にあります。

とはいえ、単に英語の一般的能力を持つ者では対処がしきれないという現実も否めません。旅行・観光における専門用語や、独特の言い回しなどは一般的な英語の知識では補えないからです。旅行・観光における適切なサービスを提供するために必要なプロフェッショナル養成は必要不可欠かつ、急務となっています。観光・旅行業の現場で使える英語力を認定する観光英語検定が生まれた背景は、そこにあったのです。


■観光英語検定と英検、どう違うの?
では、実用英語技能検定、いわゆる英検と、観光英語検定の違いはどこにあるのでしょうか。そもそも、一般英語と観光英語の学習には次のような違いがあります。

一般英語は、英語の「話す、聞く、読む、書く」力の向上が目的であり、最終的には英語圏の人と同じように会話できるようになることが目標です。一方、観光英語は、英語を介した接客をいかに成功させられるかが目標となり、その目標を達成するための、丁寧で端正な英語力とコミュニケーション能力の向上が目的となります。例えば、外国人旅行者に国内を案内するガイドという立場をイメージすると分かりやすいでしょう。

観光英語検定は、そのような観光英語のエキスパートを認定するために、その試験内容は筆記、リスニング共に、旅行、観光などに絞られています。出題の傾向は空港、交通、ホテル、観光、ショッピングなどの実際の場面をリアルに想定したものであり、さらに観光に必須の国内外の文化、地理、歴史の知識なども問われます。英検で問われる一般的な語彙力、読解力、作文力、リスニング力とは異なり、非常に使う場面の特化した実践向けの内容になっています。

例えば、観光英語検定の各級では、具体的に次のような内容が問われます。
3級では、約3,000語の語彙力、基本的な文法・構文の理解度、2級では約5,000語の語彙力、適切な文法・構文の理解度、1級では、約8,000語の語彙力、正確な文法・構文の理解度が問われます。
1級では、最終的に、海外で日本人客を接遇したり、英語で添乗業務を行ったり、国内で外国人に観光地や名所旧跡などを通訳したり、国内のホテルなどで外国人に英語で充分な接遇を行ったり、海外における風俗習慣や国際儀礼などの異文化を英語を介して理解し、紹介したりするレベルにまで到達することができます。

全級に渡って、海外におけるマナーや習慣の違いや、旅行や観光に関連する専門用語、慣用表現、国際的な常識などを想定して実用的な問題が出題されるのも、英検とは大きく異なる特徴といえるでしょう。


■観光英語検定と英検、どちらを取得する?
観光・旅行業界に携わる人の中には、英検の各級を取得している人も多いですが、観光英語検定は観光・旅行業界では、直接実務に役立たせることができるというメリットがあります。しかし他業界においては、観光英語検定はそれほど知名度が高くないため、英検やTOEICなどの付加価値としてアピールするのが良いでしょう。もちろん観光英語検定を取得すれば、「会話力」が付くので、仕事中に直接外国人とコミュニケーションを取る必要があるシーンや、接遇するシーンが訪れた際には、どのような業界でも存分に資格をアピールすることができるでしょう。