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2013.07.03 (水)

登録販売者と薬剤師 どこが違うの?

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最近、ドラッグストアで買い物をしていると、その店員の名札にある「登録販売者」という文字をよく見るようになりました。登録販売者は薬を売る人。しかし、本来、薬を売る人って、薬剤師ではないの?と疑問に思われる方も多いことでしょう。その登録販売者と薬剤師の違いはどこにあるのでしょうか?

■登録販売者と薬剤師、どう違うの?
医薬品を販売することのできる登録販売者と薬剤師。その資格はどこに違いがあるのでしょうか?まず、登録販売者は、どのような医薬品でも販売することのできる薬剤師とは異なり、一部のみの販売が許されています。医薬品は、副作用などの危険性の程度に応じて、第1類、第2類、第3類とに分かれており、
登録販売者は、このうち、第1類の医薬品の販売だけが許されていません。また、もう一つ薬剤師との大きな違いの一つに、調剤ができないということがあります。

では、なぜ万能な薬剤師資格があるのにも関わらず、登録販売者がこれほどまでに台頭してきたのでしょうか。それは、昨今の薬剤師不足の現状が背景としてあります。これまで医薬品を販売できなかった24時間営業のドラッグストアやスーパーなども、法改正により、医薬品を販売できるようになりました。しかし、医薬品販売には薬剤師や登録販売者が必要です。そこで、不足する薬剤師を頼りにするよりは、制限はあるにせよ、多くの医薬品を販売することができる登録販売者がニーズに合っていたのです。登録販売者の資格を取得するためには、薬剤師のように6年制大学に通う必要もなく、指定の実務経験だけで受験資格が得られることから、非常に多くの人に開かれた資格であるといえます。

≪登録販売者のメリット≫
・薬剤師不足のニーズに沿っているので、就職・転職がしやすい
・薬剤師資格がなくても医薬品を販売できる
・資格手当が出ることもある
・登録販売者の起用により、多くの店舗で、第2類、第3類の医薬品を売ることができるようになったことから、販売店舗から重宝される


■登録販売者と薬剤師、どちらを取得する?
とはいえ、医薬品全般や調剤に関わることのできる薬剤師と比べれば、登録販売者のできることは限られています。しかし、医薬品を人々に適切な専門知識を持って提供したいという想いを持つ人にとっては、どちらも魅力的な資格であることは変わりありません。この登録販売者と薬剤師。あなたはどちらを取得しますか?比較のために、その受験資格やかかる費用などを見てみましょう。

●登録販売者
・資格試験の受験には、高校卒業、大学卒業者は1年以上、中学卒業者は4年以上の実務経験が必要(実務経験とは、一般用医薬品を販売する薬店で、実際に医薬品の販売に携わる業務に就くこと)
・比較的低予算で取得できる

●薬剤師
・6年間薬学部へ通って卒業した後、薬剤師国家試験を受け、試験に合格する必要がある
・私立大学の場合、卒業までに1,000万~1500万円ほどの大金がかかる

医薬品を店頭で販売している姿を見る限りにおいては、見分けがつかない登録販売者と薬剤師ですが、受験資格や取得方法においては、非常に差があることが分かります。特に登録販売者は、最低1年継続して医薬品販売の業務に携われば、それだけで受験資格が得られます。受験料も決して高額でなく、誰にも開かれた資格です。
一方、薬剤師はまず薬学部へ6年間通う必要がありますが、それにかかる費用は並大抵のものではありません。また、取得までの時間も長くかかります。

このことから、すでに社会人になっている人や、一時退職している主婦などで、医薬品販売に携わりたい場合には、登録販売者がふさわしいといえるでしょう。自分のライフスタイルに合わせて、資格取得に励んでみませんか?