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建築積算士の基礎知識

建築積算士とは?

建築積算士とは、その資格を手にする過程で公益社団法人日本建築積算協会の実施する建築積算士試験に合格する必要があります。現在の日本国ではこの建築積算士試験に合格した建築積算資格者13000人を超える人数存在しています。サーベイヤーという特殊な分類職種の中で、建築の際の積算、つまり見積もりをします
建築積算士は平成21年度より「建築積算資格者」が名称変更された技術認定試験です。

仕事について

建築積算士のメリットは何かと言うと一番はやはりこの資格を持っていることによって生じる立場なのです。持っていなくては上の立場に立って現場を指揮することができない資格でもあるのです。まだあまり有名ではないこの建築積算士なのですがこれからとても重要な資格になることは間違いないのです。ですがこの資格はとるのがとても難しく多くの受験者がいますが合格率は低く一度の試験で資格をとることが難しいのです。建築積算士を持っていることによって建築のコストマネージメントについて詳しくなることができ、多くの建築の積算を計算することができるので現場に一人はいると心強いといっても過言ではないくらいです。このようなメリットがあるのがこの資格です。

年収について

建築において重要な地位を占めているのが建築積算士です。この資格を取得し、仕事を行った場合
年収にして400万円から600万円ほどの収入があります。建築を行うにおいて、見積もりを行うのが建築積算士の仕事ですが、なによりも求められるのが顧客からの信頼です。さらに上の収入を狙う場合には、顧客の立場に立った丁寧な見積もりが求められることになります。建築業界に身を置き、長年の経験と実績を証明するのがこの資格です。積極的に取得し、より高い信頼を得ることが更なる仕事へと繋がります。個人で行う場合も、団体に所属する場合も、より顧客の利益を最大化する形の見積もりが望まれるということは、覚えておきましょう。

難易度と試験対策

試験対策は、主催している公益社団法人の日本建築積算協会の『建築積算士ガイドブック』及び『建築数量積算基準・同解説』を用いて、対策講座を受講しながら行います。10月下旬に行われる1次試験は、ガイドブック全章が出題範囲になっています。1次試験のあった翌年1月下旬に行われる2次試験は、短文記述試験と実技試験があります。短文記述試験は、ガイドブック第1~4章及び第9~15章が出題範囲です、実技試験は、ガイドブック第5~8章、第9~15章が出題範囲です。2次試験は、建築数量積算基準に基づいて、図面からの計測・計算結果を所要の解答欄に記入するので、試験会場に『建築数量積算基準・同解説』(最新版が望ましい)の持ち込みができます。

※掲載している情報の正確性、最新性、お客様にとっての有用性等につきまして保証しておりません。

関連資格

建築士

建築士とは、国土交通省が認定する国家資格です。受験資格として実務経験が必要で、大学などで建築学の教育を受けると実務期間の短縮ができます。建築物の設計、管理ができる資格であるため就職には有利なる資格です。

建築施工管理技士

建築施工管理技士とは一般建設業・特定建設業の許可基準のひとつで、1級と2級の二つに分けられます。1級では建設工事の現場に置く監理技術者の有資格者として認められ、大規模工事ではこれらの資格を有する必要があります

コンクリート診断士

コンクリート診断士とは社会法人日本コンクリート工学協会が運営をしている資格です。コンクリートに関する知識が求められ、コンクリートが使われる建造物にひび割れや劣化がないかを調査し事故の予測をして異常があった場合、対策を行います

参考書籍

  • 全訂 建築積算資格者試験問題と解説 学科編
  • 建築積算資格者試験 問題と解説 実技編
  • 建築積算資格者試験問題と解説 実技編―社団法人日本建築積算協会