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設備設計一級建築士の基礎知識

設備設計一級建築士とは?

設備設計一級建築士とは、一定規模以上の建築物について自ら設計でき、また正しく設計されているか唯一関われる建築のエキスパーです。
一級建築士として5年以上設備設計の仕事を行ったのち、国土交通大臣の登録を受けた機関にて講習の課程を修了することで、資格を取得する事が出来ます。

仕事について

設備設計一級建築士の資格を取得すると、3階以上で床面積の合計が5000m2以上の建築物の設備設計に関わることが出来るスペシャリストとして働くことが出来ます。
上記建築物に対して、自ら設計をするか、もしくはこの資格を持っているものから、建築物が設備関係の規定に適合しているのか確認、受理されなければなりませんので、仕事の活躍の幅を拡げられ、収入をUPさせられるというメリットがあります。
一級建築士として5年以上、設備設計の仕事を行った後でないと国土交通大臣の登録を受けた機関が開催する、資格を取得する為の講習が受けられませんので、建築物に関わるスペシャリストとしては、手に入れたい資格の一つだと言えます。

年収について

設備設計一級建築士の年収は400万円~800万円ほどとされ、幅が広くなっているのが特徴です。これは建築業界における収入は、個人の技能によるものが大きいからです。設備設計一級建築士の取得には、一級建築士としての継続した実務の経験が必要になります。専門的な知識に加え、技能や経験も求められるまさに建築のスペシャリストとしての位置づけであり、業界内の注目度も高いのが特徴です。そのため取得した場合の収入の増加幅も多く、現状よりも100万円や200万円の年収増加が見込まれます。建築物は将来に渡って必要になる物であり、その価値は変動しにくくなっています。そのためこの仕事も長く続けることが可能であり、取得を希望する方は多くいます。

難易度と試験対策

設備設計一級建築士になるには、まず一級建築士としての継続した業務経験が必要になります。その後講習を受け、これを終了することで設備設計一級建築士として認可されます。試験対策としては、なにより講習の内容をきちんと把握することが求められます。業務内容を中心とした講習になりますが、より高層建築に関連するものがおおくなっています。これは一定の大きさ以上の建築物は、この資格を有するものが設計しなければならないからです。基本的に講習を受ければ全員に与えられる資格であり、特別な試験対策をするというよりは、日頃の業務に真剣に取り組むのが一番の対策となっています。まだ経験の浅い方は、まずは経験を積む必要があるということは覚えておきましょう。

※掲載している情報の正確性、最新性、お客様にとっての有用性等につきまして保証しておりません。

関連資格

構造設計一級建築士

構造設計一級建築士とは、一定規模以上の建築物の構造設計について自ら設計を行ったり、構造関係規定への適合性の確認を行う資格です。現在、耐震診断の見直しが建築業界全体で行われており、非常に需要の高い資格となっています。

コンクリート診断士

コンクリート診断士とは社会法人日本コンクリート工学協会が運営をしている資格です。コンクリートに関する知識が求められ、コンクリートが使われる建造物にひび割れや劣化がないかを調査し事故の予測をして異常があった場合、対策を行います

建築施工管理技士

建築施工管理技士とは一般建設業・特定建設業の許可基準のひとつで、1級と2級の二つに分けられます。1級では建設工事の現場に置く監理技術者の有資格者として認められ、大規模工事ではこれらの資格を有する必要があります

参考書籍

  • 一級建築士試験学科1学科2 よくわかる計画&環境・設備
  • 専門分野別 新しい建築士制度の解説―構造設計一級建築士/設備設計一級建築士制度の創設 (大成ブックス)