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ホームヘルパーの基礎知識

ホームヘルパーとは?

ホームヘルパーとは訪問介護員とも言われ、厚生省が認可する資格です。資格の習得階級によってできる仕事は違い、ヘルパー1級を習得してから業務経験などの一定の条件を満たせば介護福祉士の受験資格が与えられます。

仕事について

日本の人口の半分が老人になっているという現在、このホームヘルパーという仕事は人手が足りているという状態にはならないと思います。独り暮らしの老人もかなりの数であり、そんな人たちのいちばんの心の支えとなっているのはホームヘルパーだと思います。老人の家に行き買い物や、家の掃除、洗たくや料理のお世話をする仕事で、本当に毎回、ありがとうと言ってもらえる仕事。自分の家ではしてもあたりまえで何の感謝もされないことが、こんなによろこんでもらえるのは仕事をしていてこんなうれしいことはないとヘルパーの知人がよく言っております。もし、自分の家族が介護を必要とする状態になったときがきてもこの資格のメリットを再確認するとおもいます。

年収について

ホームヘルパーの一般的な収入は、 大都市圏での入社直後の月収ですと15万円~20万円弱となっています。更に、多くの事業所は夏と冬に賞与が支払われており、基本給の2ヶ月~4ヶ月分がプラスされて、仕事を始めて数年間の年収は250万円前後です。夜勤を週に1度か2度入れば、夜勤手当てが加算されて数万円の収入上昇が見込まれます。介護は体力・精神力共に必要な仕事ですが、ホームヘルパーを3年以上経験すれば、国家資格を取得できるチャンスが生まれます。真剣に仕事に取り組んでいれば、利用者様のありがとう・頑張ってという、感謝や激励の言葉が必ずいただけますので、介護はとてもやりがいのある社会福祉を支える大切な仕事です。

難易度と試験対策

ホームヘルパーの資格は2級と1級があります。受験資格はなく2級なら誰でも受講できます。
1級は2級課程修了してから1年以上介護の現場で経験がないと取れないため初めて取るなら2級から取得することになります。ホームヘルパーの試験というのはないため試験対策はなく受講するだけで取れます。講義を指定した時間受けることになり2級の受講時間は130時間です。受講は講義と実技講習と実習の3項目あります。講義は福祉サービスを中心とした介護の話を中心に理解していきます。実技では実際の現場の介護技術を身につけていき基本介護をしっかり学びます。実習では外に出て介護の現場を見にいく実習があります。講習期間は4ヶ月ほどで終了するため受講するだけで取れますから介護の現場で働くなら必須です。

関連資格

助産師

助産師は、厚生労働大臣から免許を受ける国家資格で、助産と、女性の妊娠から出産・育児といった母子の健康を守る活動を行います。分娩時には医師の指示などは必要なく、自らの判断で助産行為を行うことができます。新しい生命を産む現場でリードする、強い精神力と体力が求められる仕事です。

臨床心理士

臨床心理士は、文部科学省認可の財団法人 日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。活躍の場によっては、学校臨床心理士、病院臨床心理士、産業臨床心理士などとも呼ばれます。精神科と異なり、投薬を行わず、心理学的なアプローチでカウンセリングを行うのが特徴です。

診療情報管理士

診療情報管理士とは国家資格ではなく民間資格です。医療機関の物の管理、情報の管理および情報の活用が主な仕事となります。医療事務や医療秘書の求人でも診療情報管理士の資格が応募条件となっているケースがありますので就職に有利な資格です。現在、日本診療情報管理学会の正会員は約5700名おります。

参考書籍

  • ホームヘルパーハンドブック―在宅介護を実践する本
  • 訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修テキストブック 2級課程
  • 新 ホームヘルパーになろう (目指す人のためのよくわかるハンドブック)