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診療放射線技師とは?
診療放射線技師とは国家資格で、病院・診療所などの医療機関において、放射線を用いた検査・治療を行うことのできる資格です。放射線診療技術の高度化に伴い、高度な専門知識を備えた専門職としての役割を担います。
仕事について
診療放射線技師の仕事は、医師、または歯科医師の指示の下に、放射線を人体に照射することがメインとなります。医療行為として、人体に放射線を照射することから、当然放射線の物理特性や、医療機器の特性を十分考慮して仕事にあたります。そして、実際に照射する際には、放射線量の最適化や人体への作用の考慮、さらには患者心理の対応など、幅広い知識と技術で業務を行っていきます。時には、MRIや超音波検査などの、放射線を使用しない検査に携わることもあります。その活躍の場は、医療機関をはじめとして、原子力発電所や放射線を使用した検査を行う工業・研究所・教育機関、さらには行政機関などと幅広いです。
年収について
診療放射線技師の資格を取得して働いている人たちの平均年収は、510万円程度だといわれています。だいたい350万~600万円くらいの幅を想定することができるでしょう。資格手当が付き、優遇される職場もあるといわれています。なお、診療放射線技師の将来性を考えると、最近ではレントゲンだけでなく、MRIやCT、超音波エコーなどの、放射線を使用しない検査にもその業務の幅が広がっていることから、新たな可能性も見出すことができます。また、最近では、乳がん検査などのマンモグラフィ検査を受ける女性が多く、その関係で女性の診療放射線技師のニーズが高まっているといわれています。知識と技術の向上を怠らなければ、生涯使える資格といえるでしょう。
難易度と試験対策
診療放射線技師の国家試験は、午前と午後に分かれて行われる筆記試験です。全14科目、合計200問のうち、合計6割以上の正解で合格ラインだといわれています。受験は、指定の診療放射線技師養成所で3年以上、診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習を終えたものという条件が主になります。よって試験対策は養成所で学習した内容をベースに行うことになりそうです。だいたい3年生になってから国家試験の対策が始まることが多いようです。また、試験対策としては、日頃学校で開催される定期試験から合格しておくことが重要です。ただ単に過去問を解くことだけに頼るのではなく、頭を使って自分で考え、必要事項のみ暗記するという方法が向いているでしょう。
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- 厚生労働省
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