資格検索フォーム ×
スキル検索フォーム ×
詳細検索フォーム ×
高度情報処理技術者試験とは?
高度情報処理技術者試験とは、経済産業省が認定するIT&情報処理系国家資格である情報処理技術者試験の12資格のうち、特にスキルレベルの高い9つの試験のことを言います。ITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャ試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、情報セキュリティスペシャリスト試験、ITサービスマネージャ試験、システム監査技術者試験です。スキルレベル4であるこの9つの試験は、応用的知識・技能を問われる高度な試験です。
仕事について
高度情報処理技術者試験は、難易度・専門性・対外的評価どれをとっても高いため、仕事においても、転職においても非常に効力を発揮します。資格手当を出す企業も珍しくなく、ビジネスの場ではとても優遇されています。また、特に企業側が喜んで採用したいという資格として一番だと言われているのがプロジェクトマネージャ試験です。合格率は毎回13%前後を維持しているくらい、とても低く難関な試験であることも手伝っているでしょう。また、情報処理技術者試験の最高位と言われるシステム監査技術者試験は、情報処理システムを幅広い観点から調査し、システムが経営に貢献しているかを判断する経営者目線のシステム監査人を対象とする試験です。このシステム監査技術者の資格も大いにニーズがあると言われています。
年収について
この高度情報処理技術者試験の各資格の推定年収データを見てみると、やはりどれも高い数値が出ています。もっとも高いのがシステム監査技術者であり、年収は平均して800万~1200万円と言われています。また、ITストラテジストの推定年収は800万~1200万円、プロジェクトマネージャの推定年収は650万~990万円、データベーススペシャリストの推定年収は550万~900万円、システムアーキテクトの推定年収は450万~700万円となっています。また、多くの企業で資格手当や合格報奨金を出していることからも、将来性はどれもかなり高いということができるでしょう。この不況の中で生き抜くには、とてもふさわしい資格であると言えます。
難易度と試験対策
各高度情報処理技術者試験の資格は、IT関連の実務経験があり、特に高度なレベルの人が多く受験に臨むことから、働きながら試験勉強を行う人が多いようです。実務経験プラス、自分で参考書を独学で勉強して対策に励みます。とはいえ、実務経験に乏しく、独学の勉強には少々不安があるという人は、スクールを活用するのも良いでしょう。例えばシステムアーキテクト試験のスクールのコースでは短くて10週間、長くて10ヵ月という期間をかけて全210時間試験対策を行います。また、試験合格後も就職サポートが受けられる場合もあるので、有意義ではあるでしょう。各試験ともに、午前試験、午後試験と分かれており、さらに午前、午後で2つに分かれています。それぞれの区切りにおいて対策を練ることが肝心です。
- 問い合わせ
- 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
※掲載している情報の正確性、最新性、お客様にとっての有用性等につきまして保証しておりません。
関連資格
ITパスポート
ITパスポートとは、2009年に新設された、経済産業省が認定するIT&情報処理系国家資格である情報処理技術者試験のうちの一つの資格です。初級シスアドの内容を含み、新たなIT系資格の登竜門としての基礎資格です。職業人が共通して抑えておくべき情報技術に関する基礎的な知識を得ることができます。
プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験とは、国家資格である情報処理技術者試験の中でも最高レベルの資格であり、キャリアを目指すITエンジニアにとって、大きな目標となる資格です。システムのプロジェクトにおける最高の責任者として活躍することができます。
情報システム統括責任者
情報システム統括責任者は、企業の経営戦略にのっとった情報システムの計画・立案、さらに信頼性・安全性・効率性のチェックや改善提案などを行うことができるエキスパートを認定する資格。 受験資格 情報システム統括責任者委員会指定の教育講座修了後、同委員会が定める認定資格および審査に合格した者、等。 資格取得後は、2年の間に一定時間の講義受講が義務づけられている。