資格検索フォーム ×
スキル検索フォーム ×
詳細検索フォーム ×
企業情報管理士とは?
企業情報管理士とは、企業情報の保護および管理のプロフェッショナルであることを証明する資格です。知的財産法、不正競争防止法、民法・商法・刑法、労働関係法令まで幅広い法令に関する知識のほか、安全管理措置、リスクマネジメントに関する知識もその範疇にあり、企業の管理者にとって持つべき資格として、近年注目度が高まっています。
仕事について
企業情報管理士の資格を取得すれば、実際に企業情報の保護やリスクマネジメントに活かすことができることから、企業の管理者や各種リーダーにとって欠かせない資格として注目されています。実際の業務としては、企業内の行動基準を立案したり、内部統制を整備したりといったことから、法令や企業倫理に違反するコンプライアンスリスクの洗い出し・評価・分析、法令遵守の推進など、法務的なものが中心となります。企業のリーダーとして企業情報を守る役割として活躍することができます。また、リーダー以外にも、情報保護が重要な部門や職種、さらにはプライバシーマーク取得、ISO認証申請などを行うことを想定している企業におけるニーズもあり、活かせる場は幅広いと言えるでしょう。
年収について
企業情報管理士を活かして働ける仕事は、業界が限られないため、収入の平均値を出すことはむずかしいでしょう。ただし、実施開始されたのが2008年と、まだ新しい資格にも関わらず、すでに企業情報管理士を採用している企業や、採用を検討している企業が多数あり、注目度が高まっていることは確かです。今後も採用企業の増加が予想されており、将来性は望めるでしょう。また、個人情報保護士の資格と共に取得しておくことで、企業情報を守る立場になった際には、大いに役立たせることができるでしょう。いずれにしても試験で問われる分野においてリーダーシップをとり、周りの人に指導していけるレベルが求められる企業情報管理士は、どの職場でも一歩先を行く存在として自分の価値を高められます。
難易度と試験対策
企業情報管理士の試験は、すべてマークシートの四肢択一で構成されていることからも、それほどむずかしい試験ではありません。試験問題は、業界問わず、企業内の様々な部署や役職に共通の内容を想定して出題されます。基本的な問題が多く、試験対策としては公式テキストや過去問題集を利用して独学で行うので充分という声もあります。公式の全日本情報学習振興協会では試験対策講座が開催されており、そのような試験対策セミナーに参加するという方法もあります。注意点としては、問題数が多いことから、時間切れになってしまわないようにすることです。時間配分の練習として、過去問を本番と同じ時間で区切って解くなどの対策が必要となってくるでしょう。
- 問い合わせ
- 財団法人全日本情報学習振興協会
※掲載している情報の正確性、最新性、お客様にとっての有用性等につきまして保証しておりません。
関連資格
情報セキュリティスペシャリスト
情報セキュリティスペシャリストとは、情報システムにおけるセキュリティ機能の実現を支援し、情報セキュリティ技術の専門家として情報セキュリティ管理を支援するスキルを認可される国家資格です。スキルレベル4の高度情報処理技術者試験の一つに相当します。
公文書管理検定
公文書管理検定とは日本経営協会が行う検定試験で、より強固な規制や管理が求められる「公文書管理」の意義を理解することと、そうした公文書管理に関するスキルアップのための方法論を身につけていることが認定されます。
ネットワーク情報セキュリティマネージャー
ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)資格とは、ハッカー、不正アクセス、コンピュータウイルス等から情報通信ネットワークとその利用者を防御するための専門知識を持つ技術者を育成し、情報通信サービスを提供する事業者に配置することを目的に創設されました。認定講習の受講と講習最終日に実施される認定試験にパスすると資格取得となります。