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建設業経理事務士とは?
建設業経理事務士とは一般財団法人である建設業振興基金が運営している資格のことを指しています。難易度に応じて1級から4級まであり合格者数は全部で74万人程度います。建設業で働く方にとって経理に関する知識や処理能力の向上をはかるための資格であり、他の業種でも経理を行う上で非常に役立ちます。
仕事について
建設業経理事務士とは、建設業経理士検定の試験に合格した人に与えられる資格です。資格には1級から4級までがあり、1級と2級の合格者は建設業経理士、3級と4級の合格者は建設業経理事務士と呼ばれます。資格試験では、主に建設業に関わる簿記や原価計算に関する知識や、会計学のスキルなどを問われます。建設業界には業界特有の経理知識が必要となってくるため、この資格を取得することで建設業における事務処理や経理実務の能力が向上し、経営の合理化を図ることができるというメリットがあります。また、資格を保持していることが建設業界における経理の実務に必要となる知識を保持していることの証明になるため、建設会社で事務の仕事の求人があった場合には、この資格を持っていることは応募者にとっては大きなアポールポイントになります。
年収について
建設業の会計処理にはその業界特有の会計処理ルールがあり、建設業経理事務士といった資格があります。この資格を持つ社員が会計処理を行うという事でその会社の信用度が向上することから、建設業者の経営状況を判断する経営状況審査においても加点事項とされます。よって会社としてもこの資格の合格者を雇用し事務処理を担当させる事で会社の点数アップにつながることから、会社が資格取得を支援し費用を負担するなどして資格取得を推奨するとともに資格保有者には資格手当を支給し、その重要度を示しています。
この資格手当は月額で1,500円から5,000円とばらつきはありますが、支給する会社が多く資格保有者の収入アップにつながっています。
難易度と試験対策
建設業経理検定試験は1級から4級に分けられており、このうち3・4級が建設業経理事務士試験です。なお、1級・2級は建設業経理士試験です。
建設業経理事務士試験は、毎年3月に実施されます。
スケジュールは、11月中旬から末日までが受験申込期間、翌年3月上旬に試験実施、5月中旬に合格発表となります。
平成25年度の合格率は3級で62.3%、4級で75.3%です。
内容は、3級は建設業簿記・建設業原価計算、4級は建設業簿記です。
試験対策として、建設業特有の勘定科目を覚えることが重要です。
これらの勘定科目は名称が異なるだけで、商業簿記や工業簿記の勘定科目とほぼ同じ意味のものも多数あります。
そのため、まずは基本的な商業簿記や工業簿記を理解してから、建設業特有の勘定科目を勉強すると良いでしょう。
- 問い合わせ
- 一般財団法人 建設業振興基金
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