資格検索フォーム ×
スキル検索フォーム ×
詳細検索フォーム ×
第1種電気工事士とは?
電気工事士には、第1種電気工事士と第2種電気工事士の二つがあり、うち第1種電気工事士は一般用の電気工作物や自家用電気工作物の工事に関する専門的な知識を有する者に与えられる資格です。この免状を受けていない者が工事を行った場合には、懲役または罰金の規定があるほど、重要な工事に携わる資格です。
仕事について
電気工事士の行う工事の対象である電気工作物とは、電気を供給するための発電所や変電所、送配電線路、さらには工場やビル、住宅などの受電設備や屋内配線、電気使用設備などの総称のことをいいます。この電気工作物は主に次の4つに分かれています。それは一般用電気工作物、電気事業用電気工作物、自家用電気工作物、事業用電気工作物です。これらのうち、最大電力500キロワット未満の需要設備及び一般用電気工作物については、電気工事の作業に従事する者として電気工事士などの資格所有の義務が、電気事業法及び電気工事士法で定められています。第一種電気工事士は、一般用電気工作物、及び自家用電気工作物である工場、ビルなどの電気設備(最大電力500キロワット未満の需要設備に限る)について工事を行うことができます。
年収について
電気工事士の資格は、持っているだけで年収が上がるというものではなく、やはり実務経験がものをいうようです。未経験ですと18万~23万円という月収が相場で、一般企業の新入社員とほぼ変わりません。現場で実務経験を積み、一通りの仕事をこなせるようになれば、だいたい年収400万円は望めるといわれています。具体例を挙げると、1級施工管理技士やその他の関連資格と共に第1種電気工事士を持っている人で、600万円前後の年収をもらっているケースがあります。勤め先の会社によって休みの有無や工事時間なども異なるため、一概にはいえませんが、過酷な現場であれば1,000万円近く年収のある人もいます。今後電気業界では、原発に頼ることのない、風力発電や太陽熱発電などの自然エネルギーに注目されていくことからも、目指すべき方向性によっては将来性は十分にあるといえるでしょう。
難易度と試験対策
"第1種電気工事士の試験対策としては、まず過去問題を一通りこなして問題の傾向を掴むことがポイントです。もちろん丸暗記するのではなく、公式や理論を覚えるようにすると良いでしょう。過去問題集はおおよそ5年分解けば十分だといわれています。また、初めから第1種の取得に自信のない人は、まず第2種を取得してから、第1種へ進むという方法も考えられます。試験勉強は通信教育や通学という手段など多数あるため、独学ではむずかしいという場合には積極的に利用するのをおすすめします。第1種電気工事士の参考書は、筆記・実技試験共に、受験経験者が勧めるものを利用するのが良いでしょう。例えば筆記試験では「第一種電気工事士筆記試験模範解答集」、実技試験では「第一種電気工事士技能試験 公表問題できた!」が良いという声が上がっています。
"
- 問い合わせ
- 一般財団法人 電気技術者試験センター
※掲載している情報の正確性、最新性、お客様にとっての有用性等につきまして保証しておりません。
関連資格
液化石油ガス設備士
液石法と呼ばれる法律において、液化石油ガス設備工事は、液化石油ガス設備士の資格取得者でなければ行えない旨が規定されています。それは災害発生を防止する意味もありますし、ガス栓と硬質管を接続する作業などが特別な技能を必要とするという意味もあります。
カーテンウォール施工技能士
カーテンウォール施工技能士とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県知事(問題作成等は中央職業能力開発協会、試験の実施等は都道府県職業能力開発協会)が実施する、カーテンウォール施工に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。 なお職業能力開発促進法により、カーテンウォール施工技能士資格を持っていないものがカーテンウォール施工技能士と称することは禁じ...
ガス主任技術者
ガス主任技術者は、一般財団法人である日本ガス機器検査協会が実施する国家資格です。一般家庭の燃料ガスの製造から供給まで、全ての過程で取り扱うことができます。基本的には「ガス事業法」に基づいて、ガス工作物の保安・監督などを行うのが仕事です。