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航空整備士の基礎知識
航空整備士とは?
航空整備士は、国家資格である航空従事者のうちの一つで、航空機が安全に運航するために空港内で航空機の整備を行う役割を担う資格です。国土交通大臣指定航空従事者養成施設で学んだ後に国家試験を受けて資格を取得する方法と、実務経験を積み、受験資格を得てから国家試験を受け、資格を取得する方法の2通りがあります。
仕事について
航空整備士には、一等航空整備士と二等航空整備士の二つがあり、受験するにはそれぞれ4年以上、3年以上の航空機の整備に関する実務経験を要します。一等航空整備士は旅客機や大型ヘリコプターの整備を行うことができ、二等航空整備士は小型機やヘリコプターの整備を行うことができます。整備業務においては、主に航空機の機体やエンジン、装備品などの保守・点検を行います。具体的には、まずフライト前の航空機について、エンジンや機体、車輪の日常点検があります。さらに、夜間にはライン点検という部品の交換や計器の異常を確認する業務もあります。一定の飛行時間を超えた飛行機については、定時整備を行います。いずれも、乗客の命が関わる重要な責務を担う仕事です。
年収について
航空整備士の年収は、その担当業務によって異なってきます。一般的には300万~400万円が年収相場であるようですが、夜間のライン整備については、900万円以上の年収が見込めることもあるようです。やはり人の命を預かる機体の整備は慎重に行う必要があることからも、重要な責務を担うことで、必然的に年収は高くなるようです。もちろん、勤務する会社によって待遇や給与は異なってきます。旅客機がなくならない限り、航空整備士の職が失われることはないといって良いでしょう。将来的には、さらに部品が精密化し、点検も複雑になっていくことが予想されることから、新しい点検器材の使用方法を習得するなどして、随時対応していく必要はあります。最近は、小型飛行機やヘリコプターなどを利用する企業なども増えていることから、航空整備士のニーズは決して減ることはないでしょう。
難易度と試験対策
航空整備士の資格試験に合格するには、まず受験資格を得る必要があります。そのため、航空会社や整備会社に就職して、一定の整備の実務経験を積んでから受験するというのが一般的です。そのため試験勉強は、実務経験で足りない部分の試験範囲を補強するという形になるでしょう。もちろん日常の整備士業務と並行しての試験勉強となるため、いくらかハードになってきます。勉強には、日本航空技術協会から出ている航空整備士学科試験問題集や、航空工学講座などのテキストが利用されることが多いようです。実際、2年という最短期間で一級航空整備士試験に合格した整備士もいることを胸に、長い期間を要する試験勉強を乗り越えましょう。同じ目標を掲げて取り組む同志を見つけると勉強がしやすくなります。
- 問い合わせ
- 国土交通省
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