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陸上無線技術士の基礎知識
陸上無線技術士とは?
陸上無線技術士は、無線従事者のうちの一つで、主として陸上の無線局の無線設備の技術的な操作を行うことのできる資格です。この陸上無線技術士の資格には、第一級陸上無線技術士と第二級陸上無線技術士があります。
仕事について
陸上無線技術士の資格を取得すると、放送局やNTTなどの無線設備など、大規模無線局で働くことができます。業務独占資格であることから、業界では非常に重宝されることになります。実務経験があれば、教員免許も取得できることから、教師として働くこともできる資格です。また、なお、陸上無線技術士の資格を取得すれば、電気通信主任技術者、工事担任者、各種無線従事者、職業訓練指導員(電子科)、技術士1次試験などの科目免除の特典もあるので、追加で他資格を取得して業務の幅をいくらでも広げることが可能です。第一級陸上無線技術士は、放送局、電気通信業務用などの固定局、無線測位局などのすべての無線局の無線設備において、技術的な操作を行うことができます。第二級陸上無線技術士は、第一級と同じように操作を行うことができますが、無線設備の空中線電力による制限があります。
年収について
陸上無線技術士として働く場合、テレビ局や大手通信会社に従事することが多いようです。大手のテレビ局・放送業界の平均年収は950万円ほどであるといわれています。また、大手通信会社の平均年収は700万~1,000万円ほどであるといわれています。この状況を見ると、非常に高収入が見込めることが分かります。ただ、実際テレビ局や大手通信会社で働くのには、求人数が少ないために少々むずかしいともいわれます。もし民間企業へ就職した場合には、一般社員として勤務することになり、資格手当が支給されることもあるでしょう。陸上無線技術士の存在は、どのような活動においてもで必要不可欠であることから、社会的価値は高く、将来性も問題ないといえるでしょう。
難易度と試験対策
陸上無線技術士の試験はとてもレベルが高いといわれています。合格率も10%前後と低いです。特に第一級の試験内容については、4年制の大学卒業レベルだといわれています。そこで、試験対策としては、過去問題をこなしつつ、丸暗記ではない内容の理解が大事になってきます。記憶力より理解力が求められているのが、受験体験者の経験談からも伝わってきます。試験は、過去問・テキストでの独学だけでなく、専門学校・スクール、通信講座などで対策を取ることもできます。また、受験経験者によれば、情報共有はとても大事であるようで、電波関連冊子の購読などもおすすめです。視野が狭くならないように、業界の動向をしっかりつかんでおくことが勝因の一つとなるようです。
- 問い合わせ
- 公益財団法人 日本無線協会
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関連資格
総合無線通信士
総合無線通信士とは、平成元年に制定された総務省管轄の国家資格で、無線従事者の一種です。無線通信のスペシャリストになることのできる資格で、海上・航空・陸上などにおいて、あらゆる無線設備を広範囲に渡って扱うことができます。
無線従事者
無線従事者とは、電波法に定められている無線設備の操作、またはその監督を行う者です。総務大臣によって免許の交付を受ける国家資格である上に、業務独占資格でもあります。また、簡易な操作以外の操作を要する無線局には、無線従事者を必ず置かなければならないと電波法によって定められています。
電気通信主任技術者
電気通信主任技術者とは、電気通信ネットワークの工事や維持、運用における監督の責任者を認定する国家資格です。電気通信事業者には、電気通信主任技術者を選任する義務があります。電気通信設備の工事や維持、運用の監督者としての業務にあたらせなければならないのです。