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航空通信士の基礎知識
航空通信士とは?
航空通信士は、の航空従事者の一つに数えられる国土交通省管轄の資格です。航空機に乗り込んで無線設備の操作を行う仕事に従事します。受験資格として、第一級総合無線通信士、第二級総合無線通信士、航空無線通信士のいずれかの資格を保持していることが定められています。
仕事について
航空通信士の資格を取得すれば、航空機内における無線設備の操作を行うことができます。主に海上保安庁に就職することになり、現在のところ専任の航空通信士を採用する機関や企業は他にはないといわれています。海上保安庁では、海難救助にあたる航空機において、航空通信士は遭難船との交信などを担当する場合があるそうです。海上保安庁に採用された後は、まず海上保安官として必要な研修を受けます。そして研修終了後は、本人の希望と適性が考慮され、航空基地へと配属されることになります。ちなみにこの無線設備の操作に関しては、操縦士なども行うことができ、他にも航空特殊無線技士などの無線従事者資格を有する者であれば、航空通信士の資格を取得せずとも無線設備の操作を行うことができます。
年収について
航空通信士としての年収は明らかではありませんが、海上保安官の推定年収は680万円程度といわれており、比較的高年収であるようです。公安職ということで、一般的な国家公務員の中でも高い給与がもらえます。各種手当などがしっかり出るという声もあります。また、海上保安官としては、自分の業務をしっかり行っていれば、それに対する評価は確実に得ることができるともいわれており、努力次第ではどんどん昇進していけるようです。現に、50代の海上保安官の平均年収は840万円程度というデータもあります。国家公務員であることから、将来的にも安泰であるといって良いでしょう。福利厚生面も充実しており、全国にある国家公務員合同宿舎、海上保安庁職員宿舎などを利用することができます。
難易度と試験対策
航空通信士の試験は学科試験のみで、航空通信、航空機の構造、航法、航空気象、航空法規の5科目がその試験範囲となっています。全てマークシート形式の試験であり、それぞれの科目で7割正解で合格するといわれています。科目ごとの合格は1年間有効なので、一度目で失敗しても年内にまだ受験できるチャンスがあります。受験経験者によれば、試験問題自体は基本レベルのものばかりだそうで、過去問を中心に、実務で役立つ知識をいかに深く理解するかがポイントであるともいわれています。過去問は日本航空機操縦士協会から出ている「操縦士技能証明学科試験『学科試験スタディガイド』」が、参考書では日本航空技術協会から出ている「航空工学講座2『飛行機構造』」が推奨されています。
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- 国土交通省
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