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理学療法士とは?
理学療法士は、厚生労働大臣から免許を受ける国家資格で、医師の指導の下に理学療法を行うことのできる資格です。作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士と並ぶ、いわゆるリハビリテーション専門職の資格のうちの一つです。
仕事について
理学療法士の資格を取得すれば、高齢者や、事故で身体機能に障害を負った人々などに対して、回復のためのトレーニングと自立した日常生活が送ることができるように支援する、医学的リハビリテーションの業務を行うことができます。医師の指示の下に、その基本的動作能力である、座る、立つ、歩くなどの能力回復や維持、障害の悪化を防ぐことを目的に行われます。具体的には、運動療法や物理療法などによって行われます。運動療法とは、治療体操やその他の運動によるもので、物理療法とは、温熱、電気刺激、光線、水、マッサージなどの物理的手段を用いて行われるものです。職場は病院やリハビリテーションセンター、老人ホーム、在宅医療など多岐に渡っています。
年収について
この理学療法士の資格を取得して働いている人の平均年収はおおよそ300万~400万円程度といわれています。よく比較される作業療法士の平均年収は390万円ほどだといわれており、ほぼ同水準を保っています。経験年数や年齢が上がっていくごとに給与も上がっていくようです。リハビリの分野は、いよいよ超高齢化社会に突入した現代社会においては、これからますます発展していくことが予想されます。それゆえ、理学療法士の需要も高まると同時に、最新技術への追随も求められていくことでしょう。確実に生き残っていくためには、何か新しい分野に興味を持ち、仕事に活かせるように努めていくことが大切です。高齢者だけでなく、スポーツで怪我を負ったアスリートに対する施術を行う理学療法士もいることから、活躍の範囲は決して狭くはないことが分かります。
難易度と試験対策
理学療法士の資格は、文部科学大臣が指定した学校、または厚生労働大臣が指定した理学療法士養成施設において、3年以上理学療法士として必要な知識と技能を修得した後に、国家試験を受験して合格することで取得することができます。国家試験には、筆記試験と口述試験及び実技試験とがあり、筆記試験はさらに一般問題や実地問題に分かれています。この理学療法士の国家資格の合格率は、30年近く90%以上の高さがキープされていましたが、ここ数年は90%を下回ることが多くなっているそうです。それゆえ、確実な試験対策が必要になってくるでしょう。学校での勉強や、独学以外にも、国家試験対策予備校や、通信制講座を利用するなどの手段もあります。
- 問い合わせ
- 厚生労働省
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関連資格
訪問介護員
訪問介護員は、通称ホームヘルパーと呼ばれており、介護保険法の下に訪問介護のサービスを行う者のことをいいます。厚生労働省が認定した講習事業者が行う、介護員養成研修を修了することによって資格を得ることができます。
ガイドヘルパー
ガイドヘルパーとは、障害者の外出支援をする人です。「移動介護従事者」とも呼ばれます。ホームヘルパー2級の資格を持っている人でも出来ない事があるのです。視覚障害者、全身障害者の外出援助には必要な資格です。
言語聴覚士
言語聴覚士は、言語障害や音声障害、嚥下障害のある患者に対して、社会復帰の手伝いをし、スムーズに日常生活を送ることができるように支援する役割を担うことのできる国家資格です。ことばによるコミュニケーションを支える専門家です。