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精神保健福祉士とは?
精神保健福祉士は、通称三福祉士と呼ばれる、社会福祉士、介護福祉士と並ぶ福祉の国家資格です。精神障害者の保健、福祉分野に特化して、相談・援助を行います。社会福祉士の資格との関連が強いことも特徴として挙げられます。
仕事について
精神保健福祉士の資格を取得すると、精神科病院の相談室、心療内科、精神障害者の福祉サービス事務所の他、保健所、精神保健福祉センターなどの行政機関で働くことになります。主な仕事内容は、統合失調症やそう鬱病などの精神障害者や、アルコール依存症者、不登校者、摂食障害者、DV、依存症、認知症などに悩まされている人などがきちんと社会復帰し、社会生活に適応していけるよう訓練を行ったり、再就職についての助言・指導をしたりすることです。それだけではありません。精神障害者を抱える家族に対しても、助言やサポートなどを行うこともあります。いずれも、精神に障害を抱えている方を対象としている仕事であることから、精神的にタフであることが求められる職業といえるでしょう。
年収について
精神保健福祉士の収入として、20代、30代で250万~300万円程度、40代、50代で350万~450万円程度が推定されるといわれています。この例では、どちらも資格手当が含まれています。精神保健福祉士の資格を取得すれば、優遇されることが多く、生涯に渡って資格を役立てて働くことができるでしょう。また、最近では精神に障害が認められている人々だけでなく、国民全体のメンタルヘルスを課題として活動する精神保健福祉士が期待されているようです。当面、このニーズの高さから、学校を卒業後の就職には困らないでしょう。将来性が不安という場合には、社会福祉士の資格と併せて取得しておくことで、より万全になるといえるでしょう。
難易度と試験対策
精神保健福祉士になるには、厚生労働省指定の養成施設を卒業し、国家試験に合格する必要があります。国家試験の合格率は60%前後で、少々難易度が高い資格であるといえるでしょう。もし社会福祉士の資格をすでに持っているなら共通科目8科目が免除されます。精神保健福祉士と社会福祉士のダブル受験も可能です。試験対策としては、大学や養成施設の講義でベースの知識を構築しておくのはもちろんのこと、基礎知識がある上で、問題集を解いて、自分の苦手な箇所を洗い出してから、テキストを用いて強化するという方法が効果的であるようです。ポイントは、独学だけに頼らずに、講義や複数の参考書などを利用して、視野が狭くならないようにすることにあるといわれています。地道な努力で確実に合格へと近づける試験です。
- 問い合わせ
- 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
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関連資格
介護福祉士
介護福祉士は、ケアワーカーとも呼ばれ、社会福祉士、精神保健福祉士と並ぶ、三大福祉国家資格のひとつです。国内の家庭などにおける介護能力の低下を見越して、専門能力を有する人材の必要性から生まれた資格です。介護や介護者に対する指導が主な仕事です。
リトミック指導員
リトミック指導員は、幼児のための心身の調和感・秩序感・協調性・情操教育・音楽導入教育を行う指導者として、全国各地のカルチャーセンターや公共機関の教室などで、こども達の指導にあたります。 リトミック指導員の資格は、国立音楽院のリトミック本科(2年制)か、指導科(1年制)で学びます。現場実習(40回以上)を重ね、カリキュラム修了後に指導員資格の認定を受けます。
言語聴覚士
言語聴覚士は、言語障害や音声障害、嚥下障害のある患者に対して、社会復帰の手伝いをし、スムーズに日常生活を送ることができるように支援する役割を担うことのできる国家資格です。ことばによるコミュニケーションを支える専門家です。