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包装管理士の基礎知識

包装管理士とは?

包装管理士は、自然と地球に優しい包装や梱包とは何かを常に研究し、大事な製品をいかに効率よく経済的に目的地に届けるかが大きな使命とされています。
包装管理士は、NHKの番組で取り上げられたことでも大きな注目を浴びている資格です。

仕事について

・各メーカーなどから製品を出荷するさいなどに、その製品に傷がついたり、破損したりしないような効果的、かつ経済的な包装のしかたを管理する。
・製品を傷つけないような方法であればいいというわけではなく地球にやさしく環境に配慮した梱包・包装が求められる。

いかに梱包・包装の減量化、軽量化をはかるかという点でやりがいがあるといえます。
無駄な梱包や包装の材料費などで企業に与える損失は計り知れません。
ですが、輸送中に製品に傷がついたり、破損しないよう、またこのような点をどのように解決していくのかが知識の見せどころでもあります。
企業では日々、新しい製品が研究・開発され製品化されていますが、それにともない新しい梱包・包装の必要性もまた求められています。

年収について

包装管理士の年収というのは、一概には言えません。
というのも、企業などに勤め、その中の梱包・包装管理の仕事に就くという形態が多いため就職する企業の定める規定に従って年収額が決定されます。
資格をとることで、手当がついたり、規定に基づいた収入アップは見込まれます。

包装管理士には「包装物流のスペシャリスト集団」という副題がつけられた日本包装管理士会があります。これは、日本放送技術協会主催の包装管理士講座を修了された、包装の専門会が終結する団体です。包装管理士として実務経験などを積み、より専門的な知識や研究などを深めれば、このような団体が主催するセミナーの講師などにも抜擢され年収アップにも大きな期待がもてます。

包装にはさまざまな形態や方法があり、まだまだこれから発展が見込める分野だとされています。特に、自然に優しい包装や梱包の補法やその素材について、研究の余地が残されています

難易度と試験対策

包装管理士の歴史は古く40年以上に及びます。現在では約8500名の包装管理士が全国で活躍しています。
受験資格はJPI(公益社団法人 日本包装技術協会)会員で22歳以上、なおかつ包装関連の実務が4年以上ある者となっており、包装管理士の合格率は85%となっており、難易度としてはやや高めとなっています。

【試験科目】
「統括」「材料」「専門」の3つがあります。

【試験対策】
包装の社会的役割や包装に関する法律、パッケージにおけるユニバーサル・デザインなど
包装に必要な諸機能などを勉強しておくと良いでしょう。

【試験時期】オリエンテーションとして統括科目が6月の上旬に行われます。
一般講義が材料科目・専門科目として6月中旬から7月下旬に行われるのですが会場は別になります。
ケーススタディと筆記試験は9月の上旬に行われます。

※掲載している情報の正確性、最新性、お客様にとっての有用性等につきまして保証しておりません。

関連資格

家電製品エンジニア

家電製品エンジニアという仕事は、IT家電が次第に一般家庭に普及していく昨今、家電製品の故障や修理、その他アドバイスなど非常に需要が求められている将来性のある資格です。家電製品エンジニアは修理技術者資格とも呼ばれています。

VEリーダー

VEリーダーとは、日本VE協会が認定する資格のことで、職場やグループでの活動において、VE活動のリーダーを務めるために必要な基礎知識を持っている人材であることを証明するものです。ちなみにVEとはValue Engineering(バリュー・エンジニアリング)の略称です。

職業訓練指導員

職業訓練指導員とは、公共職業訓練及び、認定職業訓練において、訓練・指導を行う立場に立つ者のことを言います。職業能力開発促進法では、職業訓練指導員免許は、印章彫刻科、インテリア科、園芸科、介護サービス科、化学分析科、ガラス科、観光ビジネス科、機械科、木型科、貴金属・宝石科などを始めとして、全部で123職種定められています。