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2013.08.02 (金)

医療業界の年収ランキング

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医療業界の年収ランキング
人の命を預かり、命を救う、医療業界の職種。その責任の重さゆえに、高度な知識と技術の認定を受ける医療資格を持って働くことから、高収入が期待できます。しかし一口に医療業界の職種といっても、医師、看護師、薬剤師、保健師など多種多様。その年収も資格によって大幅に異なってきます。ではここで、これらの医療関連資格の年収ランキングを見てみましょう。







■医療業界の資格 平均年収ランキング

医師 1,144万円
歯科医師 679万円
獣医師 545万円
薬剤師 529万円
看護師 471万円
臨床検査技師 461万円
歯科技工士 434万円
准看護師 402万円
理学療法士 394万円
作業療法士 394万円
ケアマネージャー 367万円
歯科衛生士 360万円
ホームヘルパー 278万円

■ダントツの医師に、意外にも健闘の薬剤師
ランキングの結果から分かることは、やはり医師だけは別格ということ。歯科医師もかなり高収入ですが、医師には及びません。また、意外にも健闘しているのが薬剤師です。2006年からの薬学部の6年制導入により、薬剤師は一時期不足気味になりました。また、現在、ドラッグストアや在宅医療への参加など様々な働き方が増えていく中で、薬剤師の存在は社会的価値が高まってきています。つまり現状、薬剤師の需要は高まっているのです。これが薬剤師の平均年収が比較的高い一つの要因だといえるでしょう。また、これもよく言われていることですが、介護系資格は、あまり高収入が期待できないようです。肉体的にはもっとも働き者と思われるホームヘルパーは、ここに掲載した13職種のうち、最下位になってしまいました。高収入を目指すなら、直接治療に関わる職種を目指すべきだといえるでしょう

■医師でも開業医と勤務医では年収に開きあり
また、医師は医師でも勤務医も開業医もいます。つまり、医師の中でもその働き方によっても年収に開きが出てくるのです。例えば、市中病院の勤務医の場合、スタート時は600万~800万円ほどの年収をもらうことができ、5~10年後には1,000万円台に行くといわれています。院長クラスともなると2,000万円というデータもあります。一方、開業医の場合、開業した病院の年収は、平均で2,000~3,000万円ほどだといわれています。しかし、医療機器などの初期導入費用などを差し引けば、手元に残るのはその半分くらいだといわれています。世間一般では、「開業医は高収入」というイメージがありますが、勤務医のほうが安定した給与が見込めるという点で、給与面では優れているといえるのかもしれません。

■看護師と準看護師とではそれほど差はなし
意外にも、看護師と準看護師の年収には70万円の差はありますが、それほど開きはないようです。看護師と准看護師の業務はほぼ同じであることも要因となっているでしょう。ただし、看護師と准看護師では学ぶ年数が異なります。看護師は最低3年間の教育が必要であるのに比べて、准看護師は2年間で試験の受験資格が得られます。また、看護師は国家資格で、准看護師は都道府県知事による認定資格です。この点で、収入に多少の開きがあるのでしょう。

このランキングは、あくまで平均年収です。職種によっては、その働く場所によってかなり収入に差が出てくるので、一概にこのランキングがすべてだとはいえません。ランキングにおいて下位の資格であっても、就業場所によっては、より高額収入が見込めるかもしれません。これから医療系資格を取得しようと考えている方は、ランキングにとらわれず、その就業場所による年収の違いにも注目する必要があるでしょう。とはいえ、医療系資格は、他のどの業界と比較しても、高収入の業界であることは間違いありません。